複数のディスプレイを連結して大画面を作る方法とは?

液晶ディスプレイを連結するという概念

液晶ディスプレイには画面を連結して1つの大画面として活用する方法があります。それをマルチディスプレイと呼びます。マルチディスプレイといえばパソコン画面をイメージされる方も多いと思いますが、実はデジタルサイネージとしても最近注目度が高まっています。

マルチディスプレイのレイアウト

マルチディスプレイの特徴は好みの連結ができるという点です。ここではそのレイアウトの一例を挙げてみます。

テレビと同じ画面比率を維持するレイアウト

デジタルサイネージに使用するマルチディスプレイですが、ベーシックなのは縦横を同じ列に揃えて画面比率16:9を維持してやる方法です。

テレビモニターと同じ比率になりますので、ユーチューブ動画やテレビCMなどの既存コンテンツがそのまま問題なく流用できるので、映像コンテンツを編集する手間が省けるというメリットがあります。

横長・縦長に連結する方法

某ファーストフード店のカウンターに設置されているレイアウトです。時には1つの横長映像がドガーンと映り、かと思えばそれぞれの画面に違うコンテンツが流れたりします。

このような画面比率16:9を崩した画面連結方法は、既存の映像コンテンツの流用が困難になります。なので比率に合わせた映像制作が必要になります。自分でコンテンツ制作ができる場合は良いのですが、コンテンツの変更頻度が高い場合はその都度映像編集が必要になります。なので外部にコンテンツ制作を任されている場合は、その制作費用が後にかかってくることを覚えておきましょう。

縦置き横連結・横置き縦連結

使いにくいのでこの方法はあまりおすすめではありませんが、状況によってはこのような特殊な連結をすることもあります。

通常、横長の場合は画面を横にして連結していきますが、写真は画面を縦にして横に連結しています。画面の向きと連結方向をテレコにした連結スタイルです。

その他特殊な連結方法

デザイン性を重視する場合は以下のようなレイアウトも可能です。

ただこの場合はかなりコンテンツ制作も難解になってきます。一般の広告媒体としては向いておらず、アート関係や施設の雰囲気作りとして利用するほうが適しています。以上のように、どのようなスタイルにも連結できるということが液晶マルチディスプレイの特徴です。

連結した画面にどうやって映像を流すのか?

では次に連結した画面にどうやって映像を流すのか、システム的なお話をします。映像データを複数の画面に出力するために、映像分配器やマトリクススイッチャーと言う機械をプレイヤーとディスプレイの間に挟みます。映像を流すパターンは大きく分けて3つの考え方があります。

①1つの映像を連結画面で大きく表示するのみ

このような場合は1つの映像入力があれば対応できます。要するに複数の出力端子を持つ映像分配器が必要になります。例えば4つの画面を連結する場合は1入力4出力、9つの画面なら9出力を持つ映像分配器を使用することになります。

②映像を分割配信するのみ

例えばそれぞれの画面を独立させて別々の映像を流したい時、あるいは写真のように一部は連結使用して他の画面には違う映像を流すなど、大画面内に複数の画面を構築したい場合はこのようなスタイルになります。

この場合はプレイヤーをそれぞれディスプレイに直結させる方法もありますが、操作が手間になるためあまり現実的ではありません。基本的には複数入力&複数出力を持つマトリクススイッチャーというものを使用します。これを使うことでスムーズな映像配信を行うことができます。

③大画面映像を流したり、分割したりミックスしたい


マルチディスプレイの真髄とも言えるのがこの方法です。時には大画面に①つの大きな映像を、時には分割映像を…というように切り替えすることです。この方法にも②と同じマトリクススイッチャーを使用します。画面の切り替えはマトリクススイッチャーの設定を変更することで簡単に行なえます。

まとめ

ということで、今回は複数の液晶ディスプレイを連結して大画面を作る方法をご紹介いたしました。連結方法は様々であること、どのような映像配信スタイルを取るかで使用する中継機が変わってくることがわかりました。

複雑な構成かと思いがちなマルチディスプレイですが、使ってみると案外そうでもなかったりします。設置前は不安なことも多いかもしれませんが、不明な点はいつでもお気軽にお問い合わせください。

 

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